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全印総連 京都地連

印刷関連ユニオン京都地域支部 書記長 原田知佳

京都地連の中でも印刷関連ユニオン京都地域支部の取り組みについて報告します。私たちは加盟する各分会の個別の要求とは別に、統一要求を掲げることを協議しました。

以前には新型コロナウィルス感染症対策の拡充を要求しました。これは非常に時宣にかなったもので、相応の回答を得ることができました。今回は「本年2024年度の年間一時金で物価手当一律 50,000 円を追加支給されること」としました。しかし統一要求とは2月に会議を持ちさあどうしましょう?というものではなく、通年に意識して模索するべき主題ではあります。今後の課題です。

さて各分会の団体交渉ですが、当該分会員を支援する形で他分会から複数名、出席します。個人加盟支部時代以来のスタイルですが、これは当該分会にとっては力になります。経営側は社外の労働組合員の出席によるプレッシャー(という程のものではありませんが)を正しく感じてくれるところもあれば、終始不貞腐れた表情の人たちもいます。また他分会の団交に出席する経験は、他社の労使関係、労動運動の継続による蓄積を具体的に知ることもできます。また視野狭窄の場合がないとは言えない中小零細企業経営者に対して、他社・他分会の事例を説き交渉で成果を上げることも可能です。今期春闘終結後も、このように協力し合って労働環境の改善に努力していきたいと思います。


(全印総連機関紙 「印刷出版労働者」2024年4月25日号より)

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全印総連 京都地連

2024年5月

全国印刷出版産業労働組合総連合会(全印総連)京都地連

全国印刷関連合同ユニオン(印刷関連ユニオン)京都地域支部



3年半闘ってきたコード争議は、最高裁に上告していましたが、2023年12月20日に、原告・被告双方の上告・申立てが棄却、不受理となりました。

コロナ禍であり、会社が雇用調整助成金を使用していたにも関わらず、パート従業員であることを理由に雇止めを認めた司法判断に怒りと悔しさが込み上げます。

最高裁へは、中央大学法科大学院の米津孝司教授に作成していただいた意見書を提出しました。

こちらから意見書PDFにアクセスできます。ぜひお読みください。


全国のみなさまにご支援いただいた大阪高裁あて個人署名は2,451 筆、京都地裁あて団体署名は307団体となりました。

また、傍聴支援には毎回多くの方に駆けつけていただきました。ご支援、本当にありがとうございました。

あらためて、理不尽な解雇に泣き寝入りせず立ち向かった原告の勇気の大きさを考えます。

原告が司法や社会に投げかけた小さな石が、後に続く小さな石とともに、非正規労働者の前に立ちはだかる冷たい壁に必ず穴を開けることを確信し、これからも労働組合として努力していきます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


コード争議概要

京都市伏見区に本社を置く、和紙加工品および書道関連品製造・卸販売業株式会社コードは、雇用調整助成金を使用していた2020年8月6日、パート社員Aに対して、コロナによる業績悪化を理由に雇い止めを強行。Aは労働組合に加入した。解雇前の団交で、組合からの「せめて助成金期間が終了するまで雇えないのか」との要求に会社側は「助成金の期間までなら」と回答しながらもAを解雇した。撤回を強く求めたが、団体交渉が決裂し京都地裁に提訴した。会社側は逆に原告に対して「330万円の損害賠償」を求める反訴を行った。解雇後も会社は制度の期間終了まで雇用調整助成金を受給。判決は、本訴・反訴とも棄却。


2020年10月21日 京都地方裁判所提訴

2022年9月21日 京都地方裁判所判決

2022年11月21日 大阪高等裁判所控訴

2023年4 月21日 大阪高等裁判所判決

2023年7月18日 最高裁判所上告

2023年12月20日 最高裁判所判決

以上



原告よりコード争議支援のお礼

理不尽な経緯の解雇を許さない!と訴えてきたコード株式会社との裁判を

3年半の間、ご支援・ご協力を頂き本当にありがとうございました。

全国の労働組合の皆様から頂いた「大阪高裁での公正な判決を求める」署名の多さに励まされ、活力を頂きましたこと、深く感謝いたします。


京都地裁・大阪高裁・最高裁とも不本意な判決で「双方ともの訴えを棄却する」という

残念な終決を受け取るしかない心境は大変複雑な気持ちですが、

3年半の裁判提訴は心身ともに疲労するもので、心が折れそうな時もありましたが

自分が会社から受けた理不尽な対応に泣き寝入りせず、勇気を持ち

「それはおかしい!!」と声を上げ続け闘ってこれた事が出来たのは

労働組合の皆様がお力や励ましをくださったお陰様だと深く感謝申し上げます。


最後になりますが、私は裁判でコード株式会社を提訴したことを誇りに思える人生です。

本当にありがとうございました。

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全印総連 京都地連

全労連の呼びかけで、即時停戦を求める文書を駐日イスラエル大使館にFAXしました。



駐日イスラエル大使 

Gilad Cohen 様


学校、病院、救急車を標的にしないで!

国際法に従い、市民の殺りくをやめ即時停戦を求めます


 貴国による人道にもとる市民の殺りくをやめ、戦争を即時中止してください。貴国のネタニヤフ首相に私たちの要求をお伝えください。


 貴国のネタニヤフ首相は「怪物を根だやしにする準備ができている」と恐ろしい発言をしました。ガザ地区に住む人々は「怪物」ではなく222万人のかけがえのない命を持った人間です。


 ガザ地区の保健当局は11月6日、先月7日からのガザ地区の死者が1万22人になったと発表しました。このうち4割以上にあたる4104人は子どもだということです。イスラエル側の死者も約1400人と、双方の死者はすでに1万1000人を超えています。


 私たちはハマスによる今回の奇襲攻撃を容認することはできません。しかし、過去の歴史を振り返れば、貴国が一貫して和平を求める国連決議と国際法を無視して武力による占領と入植を繰り返してきたことに重大な責任があると考えます。また、結果として米国や日本政府をはじめ、国際社会にも大きな責任があると考えます。


 すでに貴国による最終の避難勧告がガザ市民に発せられましたが、「天井のない監獄」といわれるガザ地区に安全な場所など存在しません。


 報復戦争と市民の殺りくで「平和」をつくることができないことは、75年にわたる貴国とパレスチナの歴史がそれを証明しています。


 貴国はただちに空爆と地上戦をやめ、即時停戦に踏み切ることを求めるものです。




私たちは、貴国政府が市民の殺りくをやめ、

即時停戦することを求めます。




2023年11月13日

全国印刷出版産業労働組合総連合 京都地連

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